作品の概要
タイトル:逢魔ガ刻 黄昏ニ烟ル少女
作者・メーカー:ポテト生活
発売日:2012年9月13日
エロシーン:陵辱/触手/輪姦/異種姦/出産/拘束
ヒロインタイプ:女子学生
衣装:制服/巫女服

ストーリーについて
主人公の水原雪はごく普通の女子学生。
しかし、見えないものが見えるという人とは違う才能から
社交性が低く、周囲に溶け込むことができないでいた。
そんなある日、雪は運命の岐路とも言える事件に巻き込まれる。
その闇の世界に足を踏み入れる時、雪は己の力と出生の秘密、
そして隠匿された真実を知る——。

両親を失い、怪異が見えるため周囲にも溶け込めずふさぎ込んだ少女の雪。だが彼女は身の回りの世話をしてくれている先生の研究所で、謎の白い生き物に遭遇する。そこで研究所で行われていた実験を知り、彼女を利用しようとする人間や妖怪たちに蹂躙されていくというお話。
ストーリーの深掘りはあるようでなかった

今作の展開は妖怪を惹きつけてしまう体質であるものの、戦う力自体はない無力な少女が自分を守ってくれる白い蛇であるミズチとの絆を深めながら、窮地を脱するというもの。
ミズチは作品内で唯一主人公に味方をしてくれる存在ですが、なぜ味方をしてくれるのか、出生の秘密とは何かが明かされません。基本的にミズチ以外は雪の体を狙ってくる相手しかいないので深掘りされるのはミズチだけですが「なんでミズチはそこまでして雪を助けてくれるの?」を解消するほどの深掘りがありません。
正直ストーリー面は薄く浅く終わっており、雪自身の掘り下げもあまり行われていません。伏線もあまり回収されていないので、不満が残る部分があります。
エロシーンについて
異種姦オンリー。貴重な普通の女子高生×異種姦もの

一応人間によるレイプが2つありますが、それ以外は全て妖怪や虫、軟体生物による異種姦。触手、女形の妖怪、鬼(2種類)、猿、蜘蛛、触手(複数種類)、肉壁、ヒルといったTHE異種姦系のオンパレードです。そして見た目は醜悪な中年おっさんですが舌が異常に長い妖怪から犯されるシーンもあります。
そして女子高生と異種姦は多いようで少なく、大半は変身ヒロインになった女子高生が変身していないときに犯されるというもの。なので純粋な女子高生が犯される作品は意外と少ないです。
何も抵抗できず泣いて許しを請うだけの少女の様を楽しめる

本作の魅力は嗜虐芯をそそる表情を浮かべた少女がなすすべなく犯される様です。雪は異能が見えるものの戦う力は全くないため、一度妖怪に捕まれた死ぬか飽きられるまで解放されるすべはありません。
そして雪も泣き叫ぶタイプでなく、静かに許しを請いながらポロポロと涙を流し、絶望しかない状況で快感を感じてしまう自分に嫌悪しながら堕ちていく。
妖怪たちも化け物サルや大型ナメクジ。醜悪な腹をした鬼、巨大蜘蛛。グロテスクな肉壁、泥など見た目もかなりリアルよりもグロなため、儚げな雪を力任せに犯し尽くすさまがより魅力が増しています。
雪自身のビジュアルも巨乳やムチムチ、スタイルも異常にいいというTHE美少女というタイプではありません。そういったタイプだと最終的に形勢逆転しそうだな、と思えてしまいますが、雪は儚げな少女として100点の容姿のため、折れて壊されてしまいそうな幸薄さが強化され、そんな彼女がグロテスクな化け物に犯されるからこそ嗜虐芯がそそられます。
10年以上前の作品でボイスがない作品ですが、今でも非常にお世話になっています。はい
異種姦ながら着衣シチュをしっかり楽しめる


異種姦は変身ヒロインものでなければ裸で犯されたり、ほとんど破り捨てられて靴下だけや下着だけ、というものが多いのですが、本作はちゃんと制服や巫女服が残ったまま犯されます。もちろん破り捨てられていたり、シャツだけというシチュもありますが、ちゃんと制服とわかるほど形を残したままちゃんと犯されます。
バッドエンドのその後のミニストーリーもあり
バージョンアップで夜語りという、バッドエンドのその後を描いた小話が追加されました。
バッドエンドでは妊娠や快楽堕ちというエンディングはないものの、どう考えても逃げ出せない状況での暗転で終わるバッドエンドばかりなので、夜語りでは妊娠どころか妖怪の子供を出産させられたあとのものが複数用意されています。こちらは線画のモノクロで一話一話のボリュームも控えめなので本当におまけ程度の要素ですが、産んだ子供に襲われレイプされたり、父にあたる妖怪とともに父子輪姦されたりと、最後まで雪は性のはけ口で孕み袋としてしか扱われていません。
バッドエンドで快楽堕ちしちゃうとその後の展開はどうしようもなくなりますが、雪の理性は堕ちきっていないからこそ、その後のさらなる絶望的状況が引き立つというものです。だけど短すぎるので実用的かと言われれば怪しいところ。
総評

ストーリーは不満はあるものの、キャラが最小限なのでとんとん拍子で進んでいくスピーディーさはよかったです。
ハードさはバッドエンドで悲惨なのに、夜語りによってその後も全く救われていないことがわかり、より絶望感で少女が悲惨な目に遭うシチュを楽しめるようになっています。異種姦としても触手、粘液系、哺乳類、鬼、丸呑み、蟲とオーソドックスなものは抑えてくれているので、古い作品で音声はありませんが、同人系としては珍しい塗りが和の雰囲気と合って非常に実用性が高いです。
現在は2も販売されそちらはボイス化されてよりハードな異種姦が楽しめるため、今作が気に入れば2もおすすめです。






コメント