作品の概要

作者・メーカー:Guilty
発売日:2018年5月25日
エロシーン:レイプ/輪姦/拘束/羞恥/露出/調教
ヒロインタイプ:女子学生/シスター/ナース
衣装:制服/ナース服/礼装服/
ストーリーについて
cafe&bar amuletteの店長・夕咲詩音は、数年前に他界した両親が残したお店を守りながら、妹の果音と暮らしていた。
2年ぐらい前からは近くの大学に通うためにやってきた従姉妹の雨月梨那と3人で暮らしている。
詩音は音短大を卒業した後、プロの歌手として活躍していたのだが、両親の他界を機にお店に専念することにしたのだった。忙しくもささやかな幸せを感じる日々を過ごす中、幼馴染の湊と奈実が主催している毎年恒例のチャリティコンサートの開催日が1ヶ月後に迫ってくる。
奈実やその母親とは幼い頃から親しくしていて、詩音の店も応援のために毎年出店していた。
コンサートまで忙しくなるため臨時のコックを募集することにする詩音。そんなある日、奈実が店にやって来て、「コンサートに出て欲しい」とお願いされる。
プロとして歌っていたとはいえ、人前で歌うとなれば練習だって必要になるだろう。
幸い、臨時のコックが見つかったので、コンサートまでの間ならお店と歌の両立もできるかもしれない。
果音や梨那、それに詩音に憧れている中ノ森恭子などは、出演するよう勧めてくる。悩みながらも答えを出す詩音。
その決断の先に悪夢が待っているとも知らずに……。

両親を亡くした夕咲詩音は、食べていくために夢だった歌手の道を諦め、両親が残したお店を継ぎ妹と暮らしていた。そんなある日、幼馴染の湊と奈実が開催するチャリティコンサートに歌手として出演してほしいという話が舞い込むが、お店がある詩音は躊躇してしまう。
だが運よくコックの募集が見つかり歌の練習が出来る余裕が生まれたことで、話を引き受けることに。養護施設のためにも絶対にコンサートを成功させたいと意気込む彼女らだったが、そこにコンサートを辞退しろいう脅迫状が届くというお話。
自宅ルートはエンディングがあっさりすぎて拍子抜けがひどい

自宅ルートは、当初は腕のいいコックの外池を雇えたと安心していたが、徐々に勤務態度の悪さや調理の雑さなど、問題のある行動が顕著になっていく。ある日、外池は彼女の家に不法侵入。下着を盗んでいたところに遭遇してしまい、口封じとして犯されてしまう。
家もお店も外池の庭とかしたことで、彼女はいつでも好き放題彼のおもちゃにされてしまうという流れです。
こちらは夢をあきらめてでも守りたかった妹にも手を出すと脅され、どんどんパーソナルスペースを犯してくる池崎は、ついに自宅で妹たちと深夜に遭遇。犯されているなんていえるわけもなく、咄嗟のごまかしがさらに事態をややこしくしていきます。
ここからどうエンディングに向かうかですが、相手はヤクザでもなければ集団でもなく、ただのクズ男一人なので、方法自体はストレートに解決してきます。ただ詩音が犯されながらも勝利のために何かするわけでもなく、周りと流れであっさり終わってしまうため、正直拍子抜け感がひどかったです。詩音が我慢して我慢して、そうして最後に一気に大逆転という流れがありません。
施設ルートはストーリーの細かな部分が雑

こちらは人当たりのよい南雲が誰も近づかないようにしている危険な廃屋に出入りしているところを見てしまい、そこで彼が違法薬物の精製をしていたことを知ってしまうが、口封じに犯されてるというもの。コンサートが成功すると養護施設の改装話が現実のものになり、廃屋にも手が伸びてしまうため妨害していたというものです。
この手の陵辱物のストーリーで大事なのが、レイプされたことを公表しない理由をどうやって作るか。もちろん女性側にとってその事実の公表は白い目で見られるため避けたいというものもありますが、それでも何度も犯されるとなれば、警察に通報すればいいのに・・・となってしまいます。
このルートでは南雲がばれたときに備え、違法薬物の製造に養護施設もグルだったと事実無根を吹聴すると脅し、さらに巻き込む用に施設に麻薬を隠しておくという策を講じることで、表ざたになれば守りたかった施設が潰されてしまう事実に怯え公表できなくなります。
もちろん事実無根ではありますが、一度ついた噂は嘘であっても消えないと指摘され、歌手として噂に潰された人たちを見てきた詩音は黙ってしまう。ここは歌手という設定をちゃんと生かした流れでした。
それでも屈しない詩音を見て、南雲は自分たちの性奴隷になる間は友人たちにも何もしないと約束。彼らにとっても薬物製造の隠れ蓑になるこの施設を手放すのはもったいないと考え、何度も犯されていく流れになります。
ただ問題はここからで、一度犯されたとはいえ日中は自由に動けるため、男たちに犯されているときに施設を巻き込むという証言を誘導し、それを録音して警察に突き出せば解決じゃね?と思ってしまいました。主な陵辱の舞台は詩音も出入りする養護施設なので、盗聴器の設置も疑われません。グルとしてでっちあげるために麻薬を隠したことや、事実無根であることを録音すれば終わりなのに、なぜそれをしない・・・?となってしまいました。
ここは主人公たちが日常的に出入りする場所を舞台にしたのが間違いだったと思います。虜ノ鎖みたいに、自宅だが常に監視の目があり、海外にいる両親の命も握られているので抵抗できないような設定が必要でした。
エンディングも一般人である彼女らがとれる中で現実的な方法ですが、それをやるならもっと早くやれただと以上の感想はありませんでした。
エロシーンについて
詩音は使いまわしが多くマイナス

メインヒロインの詩音はメインのためエロシーンは多いのですが、問題は同じCGのエロシーンが非常に多い。もちろん詩音の調教度は異なるため反応や表情の差分はあるものの、イラスト自体は同じです。これがどちらのルートにも結構な量があり、まさかの使いまわしシーンだらけ。
それと自宅ルートでは調理場で犯されるルートがかなりあるんですが、食品衛生ってご存じ?と言いたくなった

恭子は個性を活かしきれていないのが残念でした。彼女を象徴するのがピアノですが、もちろんエロシチュでもピアノを絡めたものがあります。ヒロインにとって大切なものを使って陵辱するのは尊厳を踏みにじるエロでは定番ですが、彼女での内容はピアノを弾かせながら犯すというもの。

いや、確かにピアノとエロを結びつけるのは難しいのはわかる。だけどセックスしながらの演奏はさすがに絵面がシュールすぎる。というかエロと結びつける必要性があまり感じられない。
Guiltyらしくないキャラデザのヒロインなので、自分の中では評価は低めでした。
果音の表情と羞恥と屈辱に満ちたシチュが魅力

エロシーンの中でよかったのは妹の果音。彼女は自宅ルートで池崎に犯されます。大好きな姉を守るため、クズの池崎とバイブを突っ込まれたままデートをしたり、屈辱的なポーズで池崎にその体を好き放題にされたりと、羞恥・屈辱系がメインです。

果音のシチュは決して派手なものやインパクトのあるものはないものの、その時に浮かべる彼女の表情がツボです。恥ずかしい、くやしい、感じている、どうしようという。戸惑いや恐怖、羞恥といった感情が織り交ざった、幼さも残す表情がいい。この手の表情を浮かべるヒロインは虜シリーズでは珍しいと思うくらい、特徴的な表情でした。
輪姦では肉付きのよい奈実が魅力。

ナース兼シスターとして働く大人枠の奈実。エロシチュでもナース服や礼装服を着たまま犯されるシチュが豊富です。その中でも彼女の売りは、肉付きのよい脂肪のある体つき。もちろんエロゲ基準の肉付きのため、一般的な基準ならスタイル抜群です。

彼女が四つん這いで犯されているときの、重力に逆らえずボリュームが下に垂れてしまう巨乳。下からのアングルで見えてしまう、肉がのった部分と、むっちりヒロインが好きなら魅力のヒロイン。看護師兼シスターということもあり、奉仕系のシチュが多いです。
衣装が少ない

Guilty作品としては珍しく、本作は衣装の種類があまりありません。パッチを除くと、主人公は私服と仕事着くらいしかなく、全員が1~2着程度。着衣エロが売りでもあるGuiltyで、この種類の少なさは大きなマイナスポイントでした。
総評

ストーリーはヒロインが抵抗しない理由が弱すぎるし、ボリュームはメインヒロインの使いまわしが多すぎて、どちらも結構なマイナスになっています。
自分の中では虜シリーズの中でも結構評価は低めです。
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