作品の概要

タイトル:虜ノ鎖 ~処女たちを穢す淫らな楔~
作者・メーカー:Guilty
発売日:2016年6月24日
エロシーン:レイプ/輪姦/拘束/アナル/羞恥/露出/調教
ヒロインタイプ:女子学生/メイド
衣装:制服/水着/スポーツウェア/メイド服


ストーリーについて
柚ノ木未緒は、私立礼清女学園で学生会長を務めながら、テニス部員としても活躍している女子校生。
プロテニスプレイヤーを目指している幼馴染みの鮎川凛香や、従姉妹の生駒結衣、
自分を慕ってくれている学生会の後輩・朝日奈このみなどと、忙しくも楽しい日々を過ごしている。両親は共に医者で、未緒も将来は医学の道へ進みたいと考えている。
両親は海外を中心に活動していて、家には年に数えるほどしか帰って来ないのだが、
自宅には住み込みのお手伝いさん・兎夜栞がいるので寂しくは無かった。栞とはお互い姉妹のように思いあっている所があり、家族のような関係性でもあった。
そんな仲間たちに囲まれながら、勉強にスポーツにと充実した学園生活を送る未緒に、
ある日唐突に、思いも寄らない不運が降りかかる……。

未緒は生徒会とテニス部のダブルワークながら友人や幼馴染、後輩に優しいお手伝いさんたちと充実した日々を過ごしていた。しかし彼女は生徒会の活動で科学研究部の収支の不審な部分に気づいてしまい、そのことに感づかれた顧問に犯されて調教されていく。
またもう一つのルートでは、海外で医者として働く両親からの荷物を奪うため、自宅に押し掛けた強盗たちに監禁され、暇つぶしと称しておもちゃのように輪姦されるお話。
2ルートについての感想
学園ルートは出村というキャラクターをよく活かしたストーリーだった

学園ルートは生徒会として各部の収支を確認していたところ、科学研究会の収支がおかしいことに気づき、そこから顧問の出村の横領を発見してしまい、口封じのために犯されそこからおもちゃにされるというもの。
このルートでは下手な竿役が登場せず、あくまで出村が己の欲望を満たすために女性たちを調教していきます。未緒も何度も犯され続ける中で正気を失いそうになるほど調教され、それでもこの男の真の目的を探ろうと動いていき、ついに反撃し全ては大団円…と思いきや、そこからもうひと展開用意されています。

このルートでは未緒は後遺症が残るほど調教され身も心もボロボロにされているため、事態が解決したあとも元の生活に戻れず苦悩する姿が描かれます。また出村に長い期間犯され続けたことでこの男の本性を理解し、それが最後の反撃に繋がり、未緒に覚悟を決めさせてしまうというストーリーは見事でした。
自宅ルートは雑に無理やり収めた感がすごい

自宅ルートは彼女の家に送られてくる荷物を奪うために、配達員を装った男二人に占拠され、待つ間慰み者として未緒が犯され続けるというもの。
海外に住んでいる両親を人質にし、住み込みのお手伝いである栞も人質にしながら盗聴器や監視を徹底。学校に登校する間も不審な行動ができないよう徹底する展開に、逃げ場もなくどんどん苛烈な命令を実行させられる未緒が憔悴していくお話です。
「正直この状況からどうやって逆転するんだ?」と思いながらプレイしていましたが、エンディングはとんでもない急転直下の猛スピードで片が付きます。急に男たちが馬鹿になり、見事に隙をつかれ反撃され負けるという、読んでてずっこけそうになるほど一気に風呂敷を畳んだ感が否めません。
まだ虜ノ契みたいに、犯されている間にも男たちが滑らせた情報から徐々に反撃の手段を得ていくみたいな過程があればヒロインの自己犠牲に魅力が増しますが、正直未緒はなすすべなく犯されているだけなので、そこは陵辱された結果が報われて欲しかったです。というかこれ学園と自宅でシナリオライター違うよね?というくらい差が出てます。
エロシーンについて
学園ルートは調教と恥辱にまみれた墜ちていく姿が魅力のルート

学園ルートでは未緒と同じテニス部の友人である凛香と、後輩であるこのみ。自宅ルートでは従兄妹の結衣とお手伝いさんの栞のエロシーンになるため、共通でエロシーンがあるのは主人公の未緒のみになります。
学園ルートでは出村のおもちゃとして調教されるエロシーンが中心のため、調教・羞恥系のシチュが多くなっています。
個性のあるエロシーンが多いのが学園ルート。こちらは調教が多いため、道具を使ったエロや、野外でのプレイで恥辱の快楽を目覚めさせるものが多く、その分個性が出やすくなっています。
具体的には未緒や凛香にバイブを入れさせたまま授業やテニスをさせたり、卑猥なポーズをとらせたまま道具責め。野外でセックスしたり道具責めしたりと、快楽堕ちしていくヒロインの堕ちていく様が魅力となっています。

特に凛香であれば道具責めが多く、エロシーンの7~8割がどちらかの穴にバイブやディルドが突っ込まれており、二穴両方にバイブを突っ込まれながら奉仕。M字開脚で下半身を眼前に突き出したポーズで二穴を道具責めされる。電車で拘束ローターとバイブの二穴責めされて絶頂させられたあげく、アナルバイブを突っ込まれながら膣に中出しと、二穴をどんどん調教され、親友を汚した男のペットに成り下がっていくまでが魅力のヒロインです。

このみはボディペイントで水着を着ている風ながら、じっさいは裸体で犯されるという、背徳感にみちた露出レイプシーンが魅力。他にも犬のコスプレをさせられ、アナルにしっぽバイブを突っ込まれながら学園を四つん這い散歩と、露出シチュが豊富です。
自宅ルートはGuiltyらしい乱暴な輪姦メイン

自宅ルートは男二人による乱暴な粗雑な輪姦が中心。様子がおかしい未緒を心配した様子を見に来たことで、男たちに捕まり処女を奪われる。そして未緒を庇い、代わりに犯されていく中で、どんどん苛烈な要求にも逆らえなくなっていく栞がメインになります。

結衣はとにかく輪姦だらけ。水泳部で体がかなり柔軟なため、宙ずり、サンドイッチ、壁に手をかけ突き出し、片足上げ立位、のけぞり、背面見せつけ。最後には一般人たちにオナネタとしてぶっかけられながら輪姦、四つん這いと、どんな体勢でもレイプされています。

その分道具やシチュ面では目につくものがなく、不特定多数に犯される輪姦は完堕ち時のものだけ。見せつけも本当に見せつけるだけで、観客としてそいつらにも犯させるのがないのは残念でした。

栞は一番Guiltyらしい輪姦が多いヒロイン。2~4人同時に相手させられることが多く、一度に何人もの男に奉仕させられます。また衣装差分も多く、仕事服・私服・裸エプロン・テニスウェアとサブヒロインの中では一番衣装が多いです。
自宅ルートは全体的に似たようなシチュや犯し方のものが多く、数のわりにボリュームを感じられないのが残念。多くが押しかけてきた男二人を相手にするものが多いので、どうしてもワンパターンに思えてしまいます。
Motion版とどちらを買うべき?
■2つの期間限定パッチも収録
期間限定配信していた「処女に群がる男たちパッチ」、「従順な堕女にされる処女パッチ」も適応済みです!
もちろんパッチの内容もモーション化していますので、ハードで淫らなifシナリオをお楽しみください。

本作ももちろんMotion版が販売されています。Motionとはもともとのエロシーンが簡易アニメーションで動くアニメーションエロになっているもの。ただGuiltyのmotionはどうしても動きがワンパターンなため、アニメというよりパラパラ漫画のような動きです。
そのためあえてMotion版を買わない人もいる中で、本作は買うべきかどうかですが、それはが気に入ったどうかによります。

その理由が限定パッチの存在。Motion版には期間限定購入者のみがDLできた追加エロシーンパッチが同封されており、処女に群がる男たちパッチは未緒が監禁され、様々な衣装を着せられ男たちの慰み者にされるというもの。
ブルマからエロ水着、巫女服、バニーといった様々な衣装で不特定多数の男の相手をさせられるTHEGuiltyといった輪姦オンリーです。一方で従順な堕女にされる処女パッチは全ヒロインが完全敗北で自ら腰を振るというもののため、各ヒロインのエロシーンが1つずつ用意されていますが、全員快楽堕ち済のため、Guiltyらしい心は嫌だが体が反応してしまう陵辱を期待すると肩透かしをくらいます。
そのためmotion版はメインヒロインの未緒がお気に入りになったかどうかです。
総評

ストーリーは学園ルートはよかったが、自宅ルートは終わりまでの流れが雑に感じられたので、プラマイで中間としています。
ボリュームは輪姦メインの自宅ルートが竿役が限られるうえに、貴重な不特定多数を巻き込む売春や野外輪姦を上手く活かしてくれてなかったのが・・・もっとねちっこくするとか、犯されつくした後で観衆に結衣を差し出してさらに犯させるとか、差別化してほしかったです。そのため自宅ルートが数ほどボリュームが感じられずマイナス1になってます。
マニアックは学園ルートで水泳部のこのみに競泳水着風のボディペイントをさせたり、凛香は徹底的にバイブ責めに特化させるなどが見られたため、その点から3です。
輪姦が売りのGuiltyですが、今作に関しては調教好きな人の方が合っていると思います。
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