藩守の刀華【★★★☆☆】

★★★☆☆

作品の概要

タイトル:藩守の刀華

作者・メーカー:中に出し亭

発売日:2025年3月20日

エロシーン:レイプ/輪姦/拘束/触手/異種姦

ヒロインタイプ:剣士・騎士

衣装:和服

ストーリーについて

不穏な空気が村や町を覆う中、藩は「調査」を命じた。
向かうのは、藩に仕える若き女侍――トウカ。

 先行させた部隊からの連絡が途絶えた村の調査を命じられた女侍のトウカ。そこは山賊が占拠しているが、山賊のやり方にしては不審な点が目立つ。

 トウカは調査を進めていく中で、亡き父との因縁を持つ魔獣たちと遭遇し、かつての因縁と対峙していくというお話。

 中盤から話が広がりそうな展開になりますが、中盤からの流れに対し終わりや展開される規模はあっさりしてて「あれ?そこからもっと大きな話になるんじゃないの?大きめの組織絡んでるでしょ?」となりました。父との因縁を出した以上、トウカにもっとセリフや感情を出してほしかったです。

ゲームシステムについて

ステルス+ターン制バトル

 ゲームシステムはステルス+マップエンカウントシステム。人間相手だと索敵範囲があり、範囲に入ると強制戦闘。後ろから接触すると暗殺でき、経験値が固定で15入ります。モンスター相手だと索敵範囲がない代わりに暗殺が使えません。

 戦闘システムはターン制ですが、すべての敵が衣装破壊攻撃を持っており、衣装破壊状態だと拘束攻撃を受けるようになります。

難易度設定ミスりました?

 これが一番の問題ですが、敵の強さ設定がこちらに比べ明らかに高い。戦略性があるとかでなく、単純にレベル差がありすぎます。敵1体と戦えばMPはすっからかん。HPも半分以下なんて当たり前です。

 しかも金策はアイテムが売れないためひたすら敵を倒してお金を集めるしかなく、しかし敵はアイテム使用前提じゃないと倒せない強さなので、中盤からかなりきついです。ザコ敵に全く勝てないなんて珍しくありません。宿のような回復場所やアイテムは販売場所も最初の村にしかないため、1戦するごとに村まで戻る必要があり、この作業が苦痛でした。

 それなら暗殺でレベル上げすれば?と思うかもしれませんが、暗殺はどの敵でも固定で15しか入らず、中盤の敵は一体倒すだけで200~300入るので、その差がよくわかると思います。暗殺時はアイテムやお金も手に入らないので序盤しか使えない。

 これで強制戦闘がかなり多いためレベル上げしないとすぐに詰みます。特にボスは毎回アイテムが8割消費しきるので、レベル・金集めの作業時間が多いです。それでもプレイ時間は3時間かからなかったくらいですが。

エロシーンについて

見た目からも分かる屈辱エロ。柔らかそうな体つきがよかった

 負ければもちろん敗北エロ。番兵や山賊。異種姦は触手、スライム、小鬼、大鬼とおり、どれもしっかりレイプしてくれます。

 どのシーンでもヒロインが悔しそうな表情を浮かべながら、女らしい体つきを味わいつくされる屈辱エロが豊富。人間による陵辱も薬を盛られる、拘束され前後から犯される、首絞めされながら犯される。前後から突っ込まれるなど、彼女の豊満なおっぱいを強調し、柔らかそうな体つきを表現した一枚絵が多くエロい。

戦闘中エロはまさかのなし

 この手の同人ゲームで定番なのが戦闘中の拘束エロ。本作でも拘束時の一枚絵が各キャラごとに用意されており、小鬼とか大鬼の一枚絵はなかなかエロかった。特に大鬼に拘束されたときの、おっぱいが強調されて首筋の匂いをかがれて恥ずかしそうな表情がいいんです。サンプル画像の左下のやつです。

 ただそこからエロ攻撃がない。拘束されたらそこからただダメージを与えられるだけ。胸を揉まれたり、おっぱいを吸われたりしてるんですが、そこでダメージしか追わないからエロ要素がない。しかもさらに段階が進みどんどん拘束エロが悪化して・・・もなく、拘束時はひたすら攻撃されるだけでした。なんでだよ!!!

 

エロステータスがないので快楽堕ち要素はない

 本作でももちろん敗北エロがありますが、敗北後は夢オチ?で村から復活できるため、快楽堕ち要素はありません。毎回犯されてもリセットするし処女喪失要素もないので、2回目はさらにハードになるなんてこともないです。ボス陵辱も「さあここからさらに追い込んで!」と思うところで暗転して終わっちゃうので、そこでもう一段階欲しかった。

 エロシーン自体も美しい容姿と男好みの体つきのヒロインがじっくり犯されるエロさがあるため、2段階エロで快感に苦しむヒロインを見たかったですね。

総評

 ストーリーは後半の尻すぼみ感がマイナス。ボリュームについては一つ一つはエロいものの、段階エロ、拘束エロがないのでエロシーン数は値段を考えるともう少し欲しかったです。そのためボリュームポイントは少し低め。

 シチュエーションや竿役はオーソドックスなのでマニアック度は低めです。初めての販売作品のため、今後はもう少し敵キャラの難易度を下げてほしい。戦略性でなく敵の難易度が高いだけだと、どうしてもゲームのテンポが悪くなってしまいます。

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