作品の概要
作者・メーカー：SPINDLE
発売日：２０１５年２月２７日
エロシーン：レイプ/輪姦
ヒロインタイプ：女子学生
衣装：制服/体操服
ストーリーについて
ある日の放課後、空き教室。
霧崎揚平は他数人の生徒と一緒に倉敷抹理を取り囲んでいる。「こっちもそろそろ出ちまいそうだ。ほら、最後に思いっきり吸い付け！」
「ふぁい……んんっ、……けほけほっ……飲みました」
「なんか反応がいつも同じで飽きてきたな」リーダーである“揚平”なんだか冷めた顔をして見下ろす。
「じゃあそろそろ犯っちまうか？」
「嫌っ、許して。他のことなら何でもしますから……だからそれだけはやめて下さい」
「へぇ、なんでもするんだ。じゃあ犯さないでやる代わりに、用務員のオッサンにフェラしろよ」
「そ、そんなっ……そんなの無理です」そして揚平が用務員を呼び出す手紙を書き始める。
抹理に聞かせるように声に出しながら文字を書いていく。
凄くイヤらしい言葉で誘惑するような内容。けれど抹理には止められない。
抹理にできるのは成り行きを見守ることと、
どう見ても悪戯にしか見えない手紙を用務員が信じないよう祈ることだけだった。
倉敷抹理は男子生徒たちから理由もなく虐められ、その日も性欲処理のために胸を揉まれながら、集団フェラをさせられていた。これまでなんとか避けられていた中出しだったが、とうとうセックスまで求められ、怯えた抹理は他のことは何でもするからと懇願してしまう。
するとリーダー格の霧崎は、学校でもその容姿から嫌われている用務員と代わりに奉仕しろと命令してくる。集団でレイプされるよりかは・・・とその提案を受けてしまった抹理だったが、そこから汚される背徳感に目覚めていくというお話。
無理やり命令させられていた少女が、マゾに目覚めていくお話
フェラをさせるだけだった用務員が暴走。抹理を押し倒し、処女を奪いレイプしてしまいます。さすがにのぞき見していた男子生徒たちもやばいと感じたのか身を引きますが、一人だけその光景に激しい劣情を覚え、抹理が犯されるような状況を作っていく流れになります。
ストーリーのボリュームはかなり少ない
選択肢は１か所だけで、それも終盤にあるため、２つとも見ても１時間未満でクリアできます。エロシーンも少ない～普通くらいのボリュームなので、全体的にボリューム不足感は否めませんでした。スピンドルが低価格ゲームを売りにしているメーカーで定価２０００円とはいえ、さすがにもっとボリュームは欲しかったです。
エロシーンについて
中年・デブ男など、容姿が悪い男たちに犯される
今作は男子生徒の命令で容姿が悪い中年や、エロ男で評判が悪い教師など、女性から相手にされない男たちを誘惑し犯されるシチュがメインとなります。
醜悪な容姿の用務員を誘惑しレイプされたり、中年教師の目の前でオナニーをして好き放題に悪戯させる。体育教師に尻を突き出し、汗の匂いをかがれながら中出しされる。電車で小太りの男に抱き着き誘惑させられるなど、強制売春に似たようなエロがメインです。
女性から相手にされない男性たちにその体を差し出すことで、真面目で男受けがする体つきの抹理が男たちの溜まった欲望をその身で受け続け、いつしか汚されることに快感を見出していく、堕ちていく姿が魅力となっています。
エロシーン自体が普通で物足りなかった
作品のコンセプトで太った男、欲望垂れ流しの男といった、女性から相手にされない男の欲望を一心に受け続けるというものですが、セックスシーン自体に特徴がない。ほとんどが普通に犯され、集団で相手にしてと他のエロゲでもよく見るシチュ。体育教師に汗の匂いをかがれるシーンでも一枚絵が匂いを嗅いでいるシーンでなく、それも２～３テキストで終わるので、竿役の特徴がシーンに活きていない。
相手が女性に相手されないタイプの竿役である以上、シチュエーション自体も気持ち悪く、もっとマニアックに振り切れてほしかったです。そのため竿役のビジュアルのわりに印象に残ったシーンがありません。
総評
コンセプトはおもしろいんですが、それをエロシーンに落とし込めなかったのは残念でした。そして低価格ゲームとはいえ２０００円でこのシーンのボリュームの弱さはコスパが悪いと感じざるを得ませんでした。
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