無知ロリとバケモノ【★★★★☆】

★★★★☆

タイトル:無知ロリとバケモノ

作者・メーカー:PAON

発売日:2025年6月6日

エロシーン:陵辱/異種姦/触手/失禁・放尿

ヒロインタイプ:ロリ

衣装:メイド服/水着

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ストーリーについて

気がつくとひとりぼっちだった──
夕闇が迫る部屋、母親の姿はどこにもない。
そして、家の中のあちらこちらから何者かの気配がする。
そして、夜になると恐ろしい魔物が少女を襲いに来る。

謎を解いて逃げるか。
見つかり犯されるか。
諦めて魔物を受け入れるか。
正気を失って苗床に成り果てるか。

彼女の運命はあなたの思うままに──

 美遊が起きると大好きなお母さんがおらず、代わりにやってきたのは謎の化け物。化け物から隠れてなんとかやり過ごすが、家からも出られず戸惑う美遊だったが、その裏では彼女を生贄に捧げようとする男たちがいた。

 美遊は化け物から隠れながら家を脱出し大好きなお母さんを探そうと決意するお話。

一番怖いのは主人公の一枚絵

 本作は探索かくれんぼホラーで家のそこら中に隠れているホラーポイントを避け、夜に彼女を探しに来る神様から隠れる展開になるホラーものですが、正直一番怖かったのは美遊が隠れているときの一枚絵。

 薄暗い絵で瞳孔が小さくなり恐怖を浮かべ隠れる表情がめっちゃ怖い。化け物は触手とか異形だけど、美遊ははっきりと恐怖がわかるからこっちの方が恐怖感が伝わる。コンシューマー版コープスパーティの一枚絵みたいな感じでした。あれみたいなグロはないですが。ハサミコワイ・・・

 それとコープスパーティ、2が出てから何年も情報出てないからもう終わったコンテンツかと思ったら、2025年に家庭用ゲームで2が発売予定と聞いて驚いた。生きとったんかワレェ!!!

エンディングはもう少し踏み込んでほしかった

 本作は複数のバッドエンドを含んだマルチエンディングですが、グッドエンドに分類されるのは1つだけ。それも危機は逃れたとはいえ解決とはいいがたい、後味が悪いものです。このあとこの子どうすんの?最悪精神異常と判断されて病院送りでは?というどう考えてもいい未来にたどり着かないため、続編ありきならいいけど、これで完結なら後味悪いです。他のエンディングを見る限り、これ完璧なハッピーエンドは無理そうですし。

 悪役側も何も罰を受けていないのも後味の悪さに拍車をはけてます。

ゲームシステムについて

ステルスゲーだが時間制限要素はない

 本作は日中に限られた回数で家内を探索し、隠れられるポイントを予め発見したり、家の秘密を暴いて脱出するヒントを探していく流れとなります。

 隠れるポイントはトイレやクローゼットなどいくつかあり、同じところに隠れるとばれてゲームオーバーになることを示唆されるため、日中にハイドポイントを見つけておく必要があります。

 そして実際に夜になったときは見つけていたハイドポイントに隠れて終わりです。制限時間内に隠れないといけないとか、隠れている途中に化け物が探しに来るような恐怖演出はありません。

作者からの救済要素もあり

  もちろん救済要素も用意されており、まずはエロシーン全開放。これはゲームを始めてオプションを開くとエロシーンがあり、その中に全開放があります。

 次に探索への救済ですが、これはゲームフィルだ内にメモがあり、その中にエンディングに必要な呪符の場所やエロシーンポイントが記載されています。また各エンディングへの分岐方法も説明されています。

エロシーンについて

エロはセクハラエロと一枚絵エロの2種類

 エロは探索中に胸やお尻がチラしたり触られたりするセクハラエロに、悪役側の男や異形たちにがっつり犯される一枚絵エロの2種類です。

 セクハラエロは各衣装や下着(ノーパンもあり)ごとに胸を揉まれる、その部分を凝視するというもの。無理やりキス・フェラもありますが本番はありません。

 一方で一枚絵はロリ相手ながらがっつり犯されます。主な相手や触手や異形の化け物による異種姦。耳に触手をいれられ脳を弄られるなど、なかなかにきつめの調教も施されます。

 他にもスライムに襲われ尿を飲まれたり、丸呑みにされて犯されたり、化け物に孕まされボテ腹からの出産と、ロリヒロインだけど異種姦としてしっかりと容赦なく犯してくれます。

 人間による陵辱は彼女を狙うロリコン男がメインですが、やはり異種姦に比べると割合がは少な目。ただしこちらもがっつり中出ししてくるので、ハードさでいえば十分です。

値段を考えればコスパよし

 本作の値段は880円と考えると、セクハラエロを除いても15シーン前後一枚絵エロがあるので、コスパとしてはなかなか。ただ彼女の見た目でロリに分類するのは賛否が分かれそうですが、タイトルからしてそうなのでロリに分類します。

 ロリものってどうしても描写が柔らかめなものになりがちですが、本作は異種姦として求められる内容をしっかり踏んでくれています。

総評

 ストーリーは消化不良感と、悪役側も何もお咎めなしで終わってるのが残念。ただの少女にそんな力はないと言われればそれまでですが、あまりにも主人公側がかわいそうすぎる。

 ハードさはさすがに肉体改造系はないものの、ロリ系にするエロとしては結構ハードだと思います。ボリュームも880円を考慮すればなかなかのコスパで下。

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