作品の概要
タイトル：汚された夏
作者・メーカー：SYRUP many milk
発売日：２００３年１０月１７日
エロシーン：レイプ/輪姦/羞恥
ヒロインタイプ：大学生
衣装：水着/スポーツウェア
ストーリーについて
キャンパスでの新しい生活。
しかしそこには既に美帆を堕落へと誘う魔の手が忍び寄っていた…。
街の再整備計画により新たに生まれた学校に規律に従い、大学３年生になった美帆は南総町にあるキャンパスに異動になった。期待と不安を抱えながらも新しいキャンバスライフを始めた美帆だったが、痴漢に遭遇したことで彼女の人生は狂っていくというお話。
０３年発売のゲームですが、２５年に町ぐるみの罠とセットで再度発売。元々のゲームはダウンロードでは売られていないため、もしダウンロード版で今作をプレイしたい場合はセット版を買うしかありません。そのため今作はセット版のレビューになります。
主に４つのルートを楽しむ
今作のエロヒロインは主人公の美帆とルームメイトで先輩の玲の２人。美帆の妹の亜季奈もエロシーンがありますが、彼女は単体ルートはありません。
美帆は正規・痴漢・水泳・テニス・教授ルートの５ルートがあり、正規ルートは唯一のTRUEエンドです。女性主人公のため、陵辱物ですがヒロイン敗北以外のエンディングも用意されています。正直TRUEルート後に見れる外伝ルートがありますが、突如戦闘が始まるように大分空気感が違います。
好きだったのは教授ルート。他のルートはガンガン犯してそれをネタにさらに・・・という定番の流れですが、教授ルートはその中でも通学の電車の中、教室といった日常空間の中で繰り広げられていくため、日常を支配されている感が強い。他はプールだったり部室と、日常使いする空間でなく趣味で訪れる空間なので、日常の一部じゃない。プロを目指すならともかく美帆はプロではないですし。
教授だけでなく他の学生の共有便器のように扱われ、どんどん淫乱に堕ちる過程が魅力でした。
ゲームシステムについて
フローチャートシステム、見づらい！！
本作は分岐が多いため、プレイ中に今どのルートにいるのかをフローチャートで確認できるんですが、問題はプレイ中は見れず、回想でしかフローチャートが見れないこと。そのためどこまで文章が進んだら分岐になるのかがわからない。
しかも選択肢が多いうえ、どの選択肢を選んだら分岐するのかがわからない。「え？フローチャート見たら分岐あるじゃん」と思うかもしれませんが、次のコマにいくまでに何個も選択肢があります。なので行きたいルートを狙って選択肢を選ぶが「また同じルートに入ってる！！なんでだよ！！」ということが何度もありました。
エロシーンについて
やっぱり時代を感じる
システム面こそリメイクしているものの、絵柄はもともとのまま。２０００年台初頭を感じさせる塗り、キャラデザ。そして服のセンス。すべてにおいて時代を感じます。特に水着は時代が顕著に出てますね。
シーンは多いがあっさり終わる
美帆だけでは４ルートあるだけにエロシーン数は非常に豊富。内容もパイズリ、６９、フェラ奉仕、拘束、羞恥、輪姦など衣装数もあるため、様々な構図やシチュがあります。
ただ全体的に淡泊。今のハード陵辱を知っていると「あれ？もう射精して終わり？」というボリューム面で物足りないシーンが結構多いです。色んなシチュエーションを楽しめるためどれか刺さるものはあると思いますが、いざプレイしてみるとあっさり終わり肩透かしをくらいというがっかり感はあると思います。
怜は屈辱シチュが豊富
怜は内定を得るためにセクハラに耐え、なんとか入社しようと必死になりますが、どんどん過激になるセクハラに逃げ出すこともかなわず陵辱されていく会社ルートのみ。
内容も面接中に体を触られたり、取引相手との商談で過激なセクハラ行為。透けシャツのまま晒されたり、テストと称して肉便器扱いされたりと、とにかく羞恥と屈辱にまみれたシーンが多め。
悔しそうな表情をしたり、涙を流しながら奉仕したりと精神的な陵辱もしっかり楽しめる、ハード面ながら美帆より怜の方が強めです。
ただ怜のルートはいくら時代が時代とはいえ、その会社に入っても絶対ろくな目に遭わないじゃん・・・としか思えないです。一応入りたい動機はあるんですが、それを天秤にかけるほど・・？というものなので。
総評
エロシーン数自体は多いものの、あっさり終わるボリューム不足が多く気に入ったシチュを見つけても物足りず終わるのがあったのは残念でした。それと怜は会社ルートしかなく、テニスルートでもエロはあるがこっちはメインでないので、怜のシチュがもっと欲しかったです。あと羞恥や陵辱を我慢する動機としては弱いかな・・・
今は町ぐるみの罠＆汚された夏セットでしか手に入らないので、町ぐるみの罠が欲しくて買うときに手に入るゲームと思えば文句はないかな
コメント