作品の概要

作者・メーカー:ornament
発売日:2025年5月5日
エロシーン:レイプ/輪姦/異種姦/触手/ボテ腹・出産/丸呑み/放尿・失禁/売春/睡眠姦
ヒロインタイプ:
衣装:

ストーリーについて

冒険者のニィは、ギルドで流星が落ちた村の噂を耳にする。そこには謎の塔があり、魔法により誰も近づけなくなっていた。ニィはとある目的のため塔を調査していくが・・・というお話。
ストーリーは説明不足な部分が多い
クリアした感想は「あれ?説明は?」となる部分が多いです。特にストーリーの中心となる流星と、それを追うニィの行動動機が最後の最後でようやく説明されるので、プレイしている途中は「なんでこんな必死なんだ・・・?」となってしまいます。本当に説明やそれがわかるようなアイテムがありません。
最後の説明も突然その設定や情報が大量に登場するので困惑します。なんとなくわかったけど、それを考慮しても説明不足です。雰囲気に力を入れているゲームである以上、そこを構成する設定の説明はしっかりしてほしかった。
ストーリーの説明が全然ないうえに話が村と塔の2か所のみで展開されるため、プレイしていても思ったより早く終わってしまいます。
新人冒険者の扱いがきつい

主要人物のニィの他に、同じ村にやってきていた二人の新人冒険者タッグのアンヤとルポリナ。彼女らはある程度経験を積んだニィと違い文字通りの新人のため、まだ怖さを知らない勢いのある冒険者として描かれています。
そこでニィは先輩として彼女らをサポートする形でアドバイスをしたり、一緒に冒険をしたりしますが、とある事件をきっかけに二人の関係は狂っていきます。いや、我々は彼女らが危険な目に遭いつつも成長し、私たちもニィさんみたいな冒険者になるんだ!彼女らの活躍にご期待ください!みたいな展開だと思ってたのに、なぜあんな展開にした?そりゃメインシチュは陵辱や異種姦な作品だけど、彼女らのエロシーンもそこまでの葛藤や絶望を見せられちゃってるから、可哀そうで抜けない。
とあるルートによって復讐の鬼になったりするので、ここまで可哀そうな境遇だと・・・きついっす
ゲームシステムについて
戦闘は簡易アクションとターンバトルの2種類


本作は戦闘が2種類。道中のザコ敵についてはフィールド上で簡易アクションで倒していく方式。各階のボスはターン制バトルシステムと、敵の種類によって戦闘方法が変わります。
肝心の戦闘ですが、基本的に魔法ごり押しになるのでゲームとしての戦略性はありません。打撃攻撃は中盤以降はほとんどダメージにならないので魔法攻撃がメインになりますが、MP回復手段がアイテムか拘束時の耐えるコマンドのどちらかになります。耐えるは一ターン使ってHP30、MP10回復しますが、最低ランクの攻撃魔法が10のため、後半はそれやってたら負けます。なのでアイテムで回復して魔法攻撃でごり押していく形になります。属性要素や敵も一体しかでないので、どうしても単調になりやすいです。
演出のためのシステムが不便さの原因に

戦闘時のテンポが悪くなる原因が拘束時のエフェクト。相手は何度も拘束攻撃をしてくる上に、拘束のたびに画像のような「拘束状態」というエフェクトに切り替わり、そのたびにテンポが一度止まります。
しかも拘束解除、解除失敗、耐えるなどでもエフェクトが出るので、これが何回も続くとテンポの悪さが目立ってきます。

またエロ回想は一枚絵が並んでいるタイプでなく、ガラス片のように一枚絵の一部分だけが切り抜かれ、それがエロシーンごとに切り抜かれひとまとまりにされています。なのでどれがどのシーンなのか非常にわかりづらい。エロシーンのタイトルもかっこいいタイトルになっているせいでタイトルで想像もできない。ヒロインの表情くらいしか見えないので、一度見たことあってもわかりづらいです。
金策がつらい
上で語った通り、本作の戦闘はアイテムでMPを回復し魔法でごり押しになるため、アイテムを買い込むことが前提になります。そのために金策が必要ですが、本作のお金を稼ぐ手段は主に3つ。塔の調査報告の成功報酬。サブクエの素材回収。そして道中敵を倒して金を稼ぐです。
クエスト報酬はメイン・サブどちらも一階層で一回しかもらえず、ポーションの金額を考えると報酬も安いです。道中敵も最後のザコ敵でも一体で30~40しかもらえず、それに対しそのレベルで必須になるポーションは500~1000なので、一個買うのに20体以上は倒さないといけません。なのでお金がかなりかつかつになります。
エロシーンについて
異種姦よりも人間による陵辱シーンが豊富

エロシーンはボスからの拘束H、そして敗北Hによる異種姦。そして村にいる人間たちによる陵辱です。
道中敵は犬、ゴブリン、触手などTHE竿役な敵が出てきますが、道中的に負けても敗北エロはなく、ボスのみになります。ボスは拘束Hでもしっかりと段階を踏みながらちゃんと中出しをされるボリュームがあるもので、そこから見れる敗北エロは異なる一枚絵で2~3段階展開されるので、結構ボリュームがあります。
内容もきつめでボテ腹で出産させられた直後にまた犯されたり、脳を弄られたうえで出産もされ消化されていく。殺された後ゾンビにされ村の少年を逆レイプなど、悲惨な末路のものばかりです。
ですが今作は全5階層で各フロアにボスが一体なので、合計でも5種類しかありません。オーク、ゴブリン、触手、スライム、ワーム、魔族と種類が少ないので、メインは異種姦よりも村の老人やならずもの冒険者、村人たちによる陵辱、輪姦です。こっちのほうはかなりバリテーションがあります。
冒険者らしい残酷な結末のエロシーンも多い

人間による陵辱シーンですが、想像していたよりもハードです。描写やプレイ内容よりも境遇や結末がハードで、多くのシーンで殺されたり精神崩壊したりと、二度と立ち上がれないBADENDに直結するものが多く、作中でも冒険者の死について何度も触れられるくらい死人が当たり前の世界なので、エロシーンにも世紀末感がきっちり反映されています。
エロまでの導入もきつく、ニィが捕まって牢に放り込まれたときは寒空のなか食べ物も与えられず放置され、排泄もその場にある桶でしなければならず、飢えと渇きに苦しみながら助けの声も届かず追い詰められていきます。ようやく表れた牢番からはぼろくそに罵倒され、食料が欲しければ奉仕しろと要求され、追い詰められたニィは・・・と、ここからさらに壊れていきます。
他にも犯され続けたあげく最後には口封じで殺されたり、富豪の奴隷にされ自由を全て奪われ奉仕だけさせられる存在になったり、そこから再起が期待できない内容しかありません。陵辱でないもののニィがヤンデレ化したり、ヤリチンに飼われたりとろくなのがないです。

新米冒険者二人にもエロシーンが用意されており、こちらは一つを除き人間とのエロシーン。新人ゆえに路銀もなく体を売るしかない展開に追い詰められたり、互いを庇い合いより地獄に堕ちていくという、彼女らが始めた物語であるゆえにこちらはハードさは弱めですが、悲壮感は強いです。
総評

ストーリーに関しては雰囲気を楽しむものだとわりきっても、道中でもっと世界観に触れる情報がないと、進めていてもしっくりこないまま進めなければならず作業になっていました。
エロシーンについては絵柄が可愛いだけで展開や末路はTinkerbellクラスなものもあるので、人を選びます。耳から触手入れられて脳みそ弄られるやつなんて久々に見たよ・・・
展開やストーリー構成も含め、かなり人を選ぶゲームかなと思いました。
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