作品の概要

タイトル:托卵の娘
作者・メーカー:太郎プロジェクト
発売日:2025年3月8日
エロシーン:レイプ/近親相姦/鬱
ヒロインタイプ:女子学生
衣装:制服
ストーリーについて
妻のNTRビデオが販売されていた。
残されたのは、一人娘だけ。
その娘は血のつながらない
「托卵の娘」それでも子供には罪がないと必死に育てる。
そして、娘は女に成長していく………

愛する妻が失踪し絶望していたときに突如送られてきた動画。そこには妻が別の男とセックスしているだけでなく、付き合っていたころから過激なプレイをしていたことを裏付ける大量のデータが。愛する娘も自分の子でなかったことがわかり、すべてに絶望した男は娘を手にかけようするが、子に罪はないと一人必死に育て上げた。
しかし彼は妻の寝取られ動画でヌいていた。そしていつしか女として成熟していく娘と妻が重なるようになり・・・というお話
父親側のメンタルが嫌というほど描写されているのでとにかくきつい

愛する妻の失踪。そこから妻が自分が付き合っていたころから本命がいたことがわかり、大切な娘も寝取った男の血が流れた赤の他人だったことまで判明。幸せだったころを短めながらもちゃんと描いたいたため、この恐ろしいスピードの落差、そしてここで寝取られに目覚めるのでなく、処理しきれずその場で嘔吐してしまうのがよりきつい・・・

その後娘が育っていく過程。そして母親がいないことをごまかす彼に、娘は真っすぐな目で自分を肯定してくれる。だけどどうしてもちらついてしまう「寝取った男の血が流れている」という事実。そして女らしい体つきになっていくことで、彼のうちに抱えていた欲望と、愛する娘を育てる父の責任に苦しんでいきます。
ほんとここの葛藤が・・・しかし娘を犯す夢を見てしまったことで、彼の倫理観は欲望に負けてしまう、ついに盗撮した娘の着替えでオナニーをしてしまいます。
娘に彼氏ができ、反抗期というダブルパンチが彼の心を完全に壊す

娘と妻が重なるようになった時期という最悪のタイミングで彼氏が登場。妻と重ねていた娘を他の男に奪われるという恐怖と、反抗期が同時にやってきてしまい父はぎりぎりだった心が壊れていきます。

反抗期が親離れのシグナルだと頭でわかっていても、娘まで離れれば自分にはもう何もない。そのときの彼のメンタルが・・・見ててつらいです。絶望→娘にすぐに手を出すでなく、何度も何度も葛藤に苦しんでいたからこそ、ここで壊れてしまう瞬間の読者側の絶望感はすごかったです。
エロシーンについて
一瞬見せる女の表情がより状況を悪化させる

娘にオナニーしていた事実を知られてしまい、娘に完全に嫌われたと感じた絶望で、衝動的に押し倒しレイプしてしまいます。何度もやめてと叫ぶ娘ですが、そこで見せる怯えた表情もスパイスになってしまい、レイプはさらに加速。何度も何度も中出しされ、ついには抵抗しなくなり、父がもうすっからかんになるまでただ中出しされるだけ。
この時娘は何かを言うわけではないですが、一瞬見せる女の表情がエロい。ただここまでの過程をずっと見せられているため、ヌケるかと言われると、なかなかの上級者じゃないときついと思います。父親に感情移入しているからこそ、より背徳感も強いのでしょうが・・・
メリーバッド?ハッピーエンド?
もちろん最後にはエンディングが待っていますが、そのまま父親が完全に壊れ娘を性奴隷に!という単純なエンディングにはなりません。最初から歪んでしまったこの父娘の関係は、歪んだ形でしかハッピーエンドを迎えられないということかもしれませんが、当人が幸せそうならそれでよし!とします。いや、幸せなのか・・・?
総評

ストーリーは普通によくて読んでました。ハードさもエロよりもストーリーのハードさかな・・・
ただエロさが低い理由は、父親に感情移入してしまうため娘へのレイプシーンがきつい・・・これで行ける人は結構な上級者です。そのためマニアック度も高めです。
ストーリーとして必要なエロのため、実用性には欠けますが、純粋に一つの作品として好きでした。


コメント