作品の概要

タイトル:使い切り -a&b-
作者・メーカー:-A
発売日:2025年11月22日
エロシーン:陵辱/輪姦/拘束/鬱/リョナ
ヒロインタイプ:大学生/女子学生
衣装:制服/スポーツウェア

ストーリーについて
どこにでもいるような女性が男に乱暴され、名が明かされることもなく一話で完結する、読切『使い切り』シリーズ第一弾。
エロ漫画というよりは、一般向け作品の性暴力シーンで伏せられがちな生々しさや痛々しさを直接描写したような作風となっておりますが、二次元、フィクションならではの官能表現も含まれています。
ですが女性たちは一切快楽を得ることはなく、「下品に乱れて善がる女を見ることが何よりも興奮する」という方にはおすすめしません。またストーリーらしいストーリーはほぼなく、大半が乱暴シーンとなっていますが、ワンパターンにならないようヒロイン個々の心理描写や雰囲気作りには力を入れているつもりです。
当サークルの処女作『路地裏の子(第一章)』と似たテンポと作風になっているかと思います。

本を愛する少女は、しおりが風で飛ばされてしまい拾いに行った橋の下で、死体を処理する男と鉢合わせしてしまう。包丁で脅され逆らえなくなった少女はなすすべなくレイプされる。
ジムで一人ランニングしていたところに男二人が来店。その直後大規模な停電が発生し、電子ロックだったジムに閉じ込められてしまう。助けもない状況で男たちは女性を襲い運動器具に拘束すると、彼女の穴という穴を好き放題に使い倒し、ボロボロに壊していくというお話。
最初から最後までヒロインたちは感じない。きつい描写しかない

作者の前作である路地裏の子と同様、作品のコンセプトは「無理やり犯されて気持ちいわけがない。少女たちは最後まで絶望と痛みに苦しむ」というもの。今作は異なるヒロイン2人の短編構成となっていますが、どちらもそのコンセプトをしっかり守ってます。守ってるんです・・・
陵辱ものでは最初は痛みや恐怖を浮かべるヒロインも、何度も何度も犯される中で快感を感じ、最後には快楽に堕ちる作品が多くあります。しかし今作は最後までヒロインは感じません。涙と恐怖を浮かべ、ボロボロに使い倒され絶望の底に墜ちたヒロインたちの泣き崩れる姿がエンディングになります。ヒロインたちに一切非がないのが余計につらい。狂える方がまだ幸せというのがよくわかるエンディングとなっています。
エロシーン自体はたっぷりありますが、読んでいてこれをオカズに使うのはかなりレベルが高いです・・・
エロシーンについて
陵辱物の一番最初を最後まで楽しみたい人向け

本作のエロシーンの流れに快楽堕ちなんてものはなく、最初から最後までヒロインは痛み・恐怖・絶望に襲われ意識を深淵の底に沈めていく、そんな一切救いのない展開となっています。
このため「嫌なのに感じちゃう・・・」なんてことは一切ありません。レイプものの一番最初で描写されることが多い、処女を奪われる痛みに泣き叫ぶ。好きでもない男に中出しされることに悲鳴をあげる。それらを最後までずっと見せられます。

また2作目の大学生編では腹パン・首絞めががっつりあります。男たちのクズ度、身勝手さとヒロインのことを一切見ていない道具扱いなので、エロシーンの悲壮感が強く、これをオカズに出来るのはかなり高いレベルまで達している人じゃないと厳しいです。
総評

ハードさはヒロインへの描写を見れば、嫌というほど感じられます。その一方でエロさについてはかなーり人を選ぶ内容となっており、陵辱物を数多く楽しんできた人でもかなり好みは分かれると思います。なので「今作をエロで4以上にしていいのか・・・?」という恐怖に駆られ、この評価となっています。
ただそのようなコンセプトであることは最初から説明されており、そのコンセプトを最後まで守った空気の作品であるため、ささる人にはかなり刺さる作品です。レイプものの一番最初の痛みと絶望に染まったシーンが好き、というなら最後まで楽しめる作品です。





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