ヘルタースケルター ~白濁の村~【★★★☆☆】

★★★☆☆

作品の概要

タイトル:ヘルタースケルター ~白濁の村~

作者・メーカー:Guilty

発売日:2007年11月30日

エロシーン:陵辱/輪姦/拘束

ヒロインタイプ:大学生/人妻/会社員

衣装:制服/スク水/体操服/巫女服/バニー/水着

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ストーリーについて

まだ暑さの厳しい8月の下旬。
美雨たちは家族揃っての旅行へ向かっていた。

美雨は普通の学生だが、
世界的に有名なファッションデザイナーである母・小夜子を始め
同じくファッションデザイナーである姉・吹雪、
学生ながらグラビアアイドルとして活動している妹・春風、
とそれぞれ活躍しているため、旅行どころか家族が揃うことすら珍しい状態だった。

そんなある日、小夜子の元に一件の仕事の依頼が舞い込んだ。
それは、セレブとして有名な各務一家が秘境の温泉を旅行する、
といった内容の旅行番組への出演依頼だった。

時期的に美雨と春風は夏休み中で、それぞれのオフがちょうど重なっていた事もあり、
久しぶりの家族旅行を兼ねて引き受けることにしたのだった。

行き先はとある山奥にある寒村。
ほとんど人に知られていない秘境とも呼べる所だが、
温泉も湧いていたり綺麗な川があったりと命の洗濯にはもってこいの場所。

さらには、ちょうど美雨たちが滞在している時に
「シシ追い祭り」というお祭りが行われることになっていた。

民族学に興味を持っている美雨にとっては、久しぶりの家族旅行という他に
珍しいお祭りも見られるということで心浮き立っていた。

外界とを繋ぐ唯一の道である吊り橋を渡ってたどり着いたその村は
まるで時代に取り残されたかのようなたたずまいをしていた。
しかし祭りが近いためか、村には思ったよりも大勢の人が集まっているようだった。

そこでふと、美雨はあることに気がつく。
それは村の中に女性の姿がほとんど見えないことだった。
村民らしい人も観光客らしい人も、目に映るのは男の人ばかり。
軽く違和感を覚えながらも、その時はほんの気のせいだと思った。

番組の収録も滞りなく終わり、
そのまま久しぶりの家族揃っての休日を満喫する美雨たち。
みんな、一時のバカンスを楽しんで帰るものだと思っていた。

祭りが始まるまでは……。

「シシ追い祭り」と呼ばれるその祭りは、一週間近く通して行われる長い祭り。
その年の「シシ神」に選ばれた者が、イノシシの頭を模した帽子を被り、
猟師に扮した村人たちに追いかけ回されるという祭りで、
それは過去に飢饉になって食に困ったとき、この祭りを催し、
人を猪に仕立ててその肉を食べたことに由来しているという。

しかし……。

その実態は「シシ神」役として連れてきた女を村に集まった男たちで
数日間犯しつくすという壮絶な祭りだった。

今年の「シシ神」に選ばれて招待されたとは知らない美雨たち。
そんな彼女たちを嘲笑うかのように、祭りの始まりを告げる鐘が村中に鳴り響く。

祭りという名の果てしない蹂躙劇が今、始まる……。

 美雨たち3姉妹と母の小夜子は、旅行を兼ねた仕事でとある村にやってきていた。そこでは「シシ追い祭り」というものがあり、彼女らもそれに参加することになっていた。しかし楽しみにしていた4人を待っていたのは、彼女らを餌とした村中の男たちによる輪姦祭りだったというお話。

主人公、必要だった?

 実は今作、それぞれの販売サイトでは全く触れられていませんが、美雨が主人公でなく、天司という4人とは家族ぐるみの付き合いの男主人公がいます。ですがどの販売サイトでは触れられてない理由は、存在感が全くない。序盤で行方不明になるうえ、各キャラのルートでも全然活躍しない。エロシーンに絡んだりとか寝取られのような要素もなく、ほとんど美雨を含めた3姉妹と母親で進むので、ストーリー上も必要じゃない。

 素直に美雨を主人公にして組んだ方がスムーズだったんじゃないかと思ってしまいます

ゲームシステムについて

回想をもっと小分けしてほしかった

 エロシーンは1つのエロを小分けされておらず、最初から最後まで通しで1シーンとして収録されています。そのため後半の大輪姦会のようなピークとなるエロシーンはかなりの大ボリュームであるにもかかわらず、1シーンのためかなり長くなっています。

 4~5回ほど暗転し体位や状況が変わるにもかかわらずそれを1シーンにまとめてしまっているため、使いたいシーンまで飛ばさないといけないため、結構不便です。

エロシーンについて

とにかく輪姦シーンの目白押し

 エロシーンの9割は輪姦。輪姦が売りのGuilty作品の中でも輪姦だらけ。一人の男を相手にさせられたり、羞恥系のシチュは各ヒロイン1つあるかないかというくらいに輪姦だらけです。

 途中から加わるというものもなく、最初から最後まで大量の男たちに犯され続けます。最後の大輪姦会なんて夜が明けても犯され続けているので、もう最後にはヒロインがまともにしゃべれずありとあらゆるところがゆるゆるになっています。

 それでいて白濁液も盛りすぎてないのもいい。量が現実的?なんですよね。やってることは現実的どころの騒ぎじゃないのですが。

太もものむちっぷりと腰回りのエロさが半端ない

 今作の魅力は各ヒロインのボディバランス。小夜子も含めた美人家族という設定で、グラビア活動もしているため全員スタイルは抜群。ですがどのヒロインも目を奪われるのがお腹周りの細さと肉のボディバランス。そして太もものむちっむち具合。

 腰回りの細さに対し、お腹周りは無駄な肉はないながらもちゃんとむっちりしています。触れば折れてしまいそうな細さなのに、ちゃんと柔らかそうなお腹周りがいい。

 そして暴力的なサイズのふともも。ちゃんと筋肉部分と贅肉部分が色合いでわかるのがすごい。この腕の細さに対してこの太ももの太さ。どうみても4~5倍はあります。

衣装がコスプレ要素でしかない

 本作は各ヒロインに様々な衣装が用意されており、巫女服、スク水、ビキニ、セーラー服、バニー、ブルマとコスプレらしい衣装が数多く用意されています。どのヒロインにも最低2着は用意されており、コスプレセックスを楽しむことができます。

 しかしエロシーンが輪姦しかなく、どれも男たちが乱暴に犯す以上のものがないため、衣装が見た目のコスプレ以上の要素がありません。


 学校でスーツや制服を着て犯されるとか、祭りと称して巫女服を着せられ、古めかしい道具を使った見せしめといったものもありません。せめて衣装に言及しながら犯すとか欲しかったな。人妻のがセーラー服を着せられ「若いころにいたら毎日オカズに使ってたわ」とか、ブルマに巨尻が合うとか、こういった衣装への言及や責め方がないのもワンパターンに感じる原因です。

それがちゃんと採用されているのが同じメーカーからでている虜ノ契で、主人公で女子高生の耶雲里緒の教室に連れ込み、彼女の普段の学習机の上でブルマを着せ奉仕させる。もちろん勉学の場に侵入され、そこで屈辱的な奉仕をさせられる恥辱。さらにブルマに包まれた彼女の豊満なお尻を弄びながら、その見た目のエロさに興奮し、彼女をさらに羞恥に追い込むセリフを吐きまくるという、まさに衣装と場所をちゃんと活かしたシチュでした。

 3人の母である小夜子がセーラー服を着せられ、人妻がセーラー服を着ていることを馬鹿にしたり、コスプレ制服であることをあざ笑われるものはありますが、それくらいなので全体として物足りないです。いくら衣装があっても責め方とシチュが同じなので、シーン数に比べて使えるものが少ないと感じてしまいます。

エロ中のセリフがワンパターン

 本作のテキストは状況説明とヒロインたちのセリフが占めていますが、エロシーンでは多くが喘ぎ声ばかり。ほとんど輪姦で咥えさせられていたり、もうしゃべれないほど何十人に犯されているものが多いため喘ぎ声が多いのはしょうがないのですが、本作は心の声が少ないので、ヒロインのセリフがほとんど喘ぎ声です。

 特にハードになる後半のエロはほとんどが喘ぎ声になるので、各キャラの差が出にくくなり個性が弱まっています。

総評

 ストーリーは男が完全にいらなかった。抜きゲーにそこまでストーリーは求めていませんが、女主人公でよかったと思う。

 ボリュームは全部で36シーンとフルプライス商品なら妥当な量ですが、犯し方がどうしてもワンパターンで各エロシーンに個性が少ないため、量のわりに実際の使えるボリュームは少ない。

 シンプルなコスプレエロ×輪姦が好きならおすすめ。羞恥や調教といったねっとりじっくり系が好きだと刺さるシーンは少ないです。

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