セーラーエレメント【★★★☆☆】

★★★☆☆

作品の概要

タイトル:セーラーエレメント

作者・メーカー:HERENCIA

発売日:2014年9月26日

エロシーン:陵辱/輪姦/調教/触手/異種姦

ヒロインタイプ:女子学生/変身ヒロイン

衣装:制服

ストーリーについて

人間の希望から出来た世界『イニティウム』と、人間の絶望から出来た世界『フィーニス』。

二つの世界は、人間の世界とは異なる次元に存在し、互いに関与する事はなかった。

だがある時、フィーニスの王である『マルム』は全ての世界を支配しようと考え、イニティウムを乗っ取り、ついに人間界への進出へ動き始める。

尖兵として送り込まれた『ディア』は、部下の『スクブス』と共に人間を襲って人間の生命力を集め、フィーニスが人間界に現出する準備を行っていた。

しかしある日、二人の魔法少女、『セーラーイグニス』と『セーラーアクア』によって邪魔されてしまう。
フィーニスの魔の手から逃れたイニティウムの者達は、意志の強い人間達を魔法少女にしてフィーニスの暴走を止めようとしていたのだった。

ディアは魔法少女の生命力を奪おうと考え、二人を堕とす計画を考え始める――。

 希望から出来た世界『イニティウム』と、人間の絶望から出来た世界『フィーニス』は、フィーニスの王マルムがイニティウムに侵攻を始めたことで戦争状態に。イニティウムは滅ぼすと次は人間界に攻め込むが、イニティウム側の生き残りが人間界に逃げ延び、自分の力を分け与えたセーラーエレメントに邪魔されてしまう。

 だがその力を我が物にしたいマルムの命により、フィーニスの幹部ディアは部下とともに彼女らを堕としていくというお話

正体バレがあっさりすぎるのが大問題

 変身ヒロインもののストーリーの大きな転回点となるのが、正体がばれた瞬間。ヒロインと人間界に溶け込んだ敵側が互いの正体を知らず日常を過ごす中で、ある瞬間に正体がわかりストーリーやエロシチュに大きな変化が起こります。正体をばらされたくないヒロイン側は理不尽な要求を呑んだり、日常側の周りの人間を巻き込みヒロインを絶望に叩き落とす、そんな展開が王道です。

 ですが本作は序盤も序盤にばれます。堕とすためにエレメントたちの正体を探る必要があると考えたディアが「魔物にエレメントを一度犯させれば、その臭いは変身を解いたあとでもわかる」という作戦を展開し、作戦は見事成功。序盤でヒロインのどちらかが犯されるためあっさりばれます。

 そもそも敵側はすでに人間界にかなり溶け込んでおり、ディアは学生として、部下は女教師として周りの信頼を得ているため、変身したてほやほやで経験も少ない学生のヒロイン側はほぼ詰んでます。勝てる要素がないので、ストーリーの驚きがありません。

笑うくらい堕ちるのが早い

 今作のヒロインたち、正直そこまで強くないうえ恐ろしいくらいあっさり堕ちます。ただでさえ戦闘経験が少ないのに、希望を力にするため強姦され絶望に染まってしまうと上手く力を使えず、弱体化したところを囚われ調教→陥落という、一度も逆転がなく堕ちます。

 やはり変身ヒロインといえば何度犯されても立ち上がる気丈さや裏切られても人々を守る正義の強さが魅力なんですが、どちらもなくあっさり堕ちるのが物足りない印象を受けました。

エロシーンについて

変身ヒロインものとして王道を揃え、ボリュームも十分

 エロシーンの総量としては各ヒロインが10シーンずつ。さらに2人同時や敵幹部の乱交が7シーンとなっています。

 セーラーイグニスは異種姦の種類がアクアに比べ多く、墜ちたアクアや他の女子生徒によるレズレイプもあるため、シチュエーションはこちらが豊富。異種姦もスライム、触手、丸呑み、魔族の姿をしたディアによるレイプとオーソドックスなシチュが揃っています。

 一方でセーラーアクアは精神面が気弱なところを責められ、守っている人間たちによる裏切りをメインに責められます。そのため操られた男子学生による輪姦、ホームレスに輪姦される、調教する生物を体に付けられ人前で生活を送らされるなど、人間を絡めたものがおおくなっています。

 一つ一つのエロシーンは一度の中出しでは終わらない十分な長さがあり、価格を考えればエロシーンのボリュームは十分なものでした。

なかなか堕ちないヒロインを期待すると物足りない

 ストーリー面でも述べた通り、今回のヒロインはあっさり堕ちます。特にアクアはあっという間なので、何度犯されて体は調教されてつくしても、不屈の意志で立ち向かうヒロインを期待すると拍子抜けの物足りなさを感じてしまいます。

 ストーリー上一度もヒロイン側の逆転がないのも不屈さを感じない原因。低価格ゲーゆえにしょうがない部分ではありますが、終始敵側が優勢なのは盛り上がりがなくて残念でした。

総評

 ストーリーはヒロイン側の盛り上がりがなさすぎてあっさり堕ちるのが物足りないと感じました。ハード面はシチュエーションは墜ちた味方に陵辱させたり、ホームレスに輪姦させたり顔を肉塊に覆われ調教されるなどビジュアル面のハードさはしっかりありましたが、堕ちるのが早いせいで痛々しさや心が折れる瞬間に魅力がない。

 エロさ自体は変身ヒロインとして王道な部分はおさえているので、人間による陵辱やレズレイプシーンが好きならお勧めです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました