ステラの漂流日記【★★★☆☆】

★★★☆☆

作品の概要

タイトル:ステラの漂流日記

作者・メーカー:細道しおり

発売日:2025年5月17日

エロシーン:陵辱/触手/輪姦/羞恥・恥辱/失禁・放尿/睡眠姦

ヒロインタイプ:ロリ

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ストーリーについて

パパに会うため、
メルクリウス号に向かうシャトルに乗った女の子

しかし、コールドスリープ中、航路を失ったシャトルは
ステラちゃんを暗い深宇宙の中に連れて行きます

見知らぬステーションに到着したステラちゃんは
無事に脱出できるのでしょうか

これは彼女の漂流日記です

 父に遭うべく一人メリクリウス号に乗り、目的地を目指しコールドスリープで寝ていたステラ。しかし警報で目が覚めると、船は目的地を失い遭難していた。近くのステーションを発見し助けを求めるステラだが、そこは謎の化け物だらけの巣窟となっていたというお話。

何が起きたかを解明していくSFホラー

 本作は登場人物は少なく、探索中に落ちているログで何が起きたかを徐々に知っていくという、探索型SF作品。内容としてはTHE・世紀末宇宙SFもので、手を伸ばしてはいけない未知の存在に手を出してしまい、それに呑まれてしまったというものです。

 ジャンルはホラーになっていますが、ヒロインがグロテスクな見た目になったり、内臓系や血しぶき系の表現はあまりありません。音楽や雰囲気で怖がらせるタイプです。そのためTHEホラー!を期待するとそこまで怖くないと思います。

送り仮名やセリフ回しが気になる

 本作は本文やキャラクターのセリフで送り仮名やセリフ回しが不自然なところが目につきます。その漢字でその送り仮名はおかしくない?とか、何でこの状況でそんな語尾になるの?という、翻訳ソフトを通したような文章が多いです。

 後半になるとほとんどログを読むターンになるため翻訳を通した文章でも違和感はありませんが、キャラクターが喋っているときのセリフ回しが結構違和感を感じます。

ゲームシステムについて

本当に演出がすごい

 本作はドット絵キャラクターを操作するRPG探索メインですが、とにかく細かな演出がすごい。とにかく動きます。

 扉の一つ一つがちゃんと開閉するうえ、ブリッジやコールドスリープ細かな装置もちゃんと動きます。大抵のゲームだと暗転して切り替わってる、みたいな演出が多いのですが、今作はちゃんと変化します。

 キャラクターのステラもちゃんと衣装を着脱したり、目の開閉まで動きます。これらの演出のこだわりのおかげで、SFとしての雰囲気がかなり強化されています。敵の動きはかなり不規則にヌルヌル動くので、恐怖感も増してます。

 ただこれほど演出で動くせいか、ゲーム全体が重いです。突然フリーズしてしまうこともあるので、頻繁にセーブすることをおすすめします。

難易度操作により探索の難しさがかなり変わる

 メインは探索ですが、探索が苦手な人向けに誘導があるオースティンモードがあります。このモードになるとどこに進めばいいかが常に表示され、探索するポイントも示してくれるだけでなく、驚かし要素があるジャンプスケアがあると、それも表示してくれます。

 ただこの要素があっても次に何をすればいいか、どう操作したらいかががわからないところがあり、そこは結構迷いました。なので、宇宙迷子モードだとどれくらい大変か・・・・

エロシーンについて

ドット絵エロと一枚絵エロの2種類

 エロは主に異種姦。一部人間による羞恥や陵辱がありますが、メインは触手や怪物による陵辱です。そしてエロは一枚絵エロだけでなく、ドット絵エロも多いです。一枚絵が表示されながらということはなく、セリフ+ドット絵アニメーションオンリーです。主に道中敵がドット絵エロ。人間やボスが一枚絵エロです。

 ボテ腹や出産などなかなかハードな描写もありますが、ドット絵のおかげで表現がマイルドになってます。なのでボテ腹特有のアヘ顔肉体改造な姿が苦手な人も大丈夫です。一枚絵もどこまでグロやハードさはないです。

 人間による陵辱ですが、ここでは上でも挙げたセリフ回しが気になりいまいち乗り切れません。男のセリフが見た目以上にエロおやじすぎて、この世紀末な状況だと違和感があります。また人間による輪姦もなく、人間によるものは身体検査の羞恥や睡眠姦も多く、意識があるときも薬を使われ発情状態なので、ハードさはあまりないです。

 

ドット絵エロが好きな人の方が向いてるエロゲ

 両方のエロを比較して、ドット絵エロの方が驚きとクオリティは感じました。自分はドット絵系のエロをあまりしないのもあると思いますが。

 ドット絵はかなりミニサイズでリアル頭身でないにもかかわらず、何をされているのかがすぐにわかるくらいの表現となめらかな動きだったので、ドット絵エロがが好きなら刺さると思います

 一方で一枚絵エロはキャラクターが可愛めのロリなので、ハードさやシチュのマニアックさは弱めでした。一枚絵エロについては物足りない部分も多かったです。なのでドット絵エロが好きな人向けの作品でした。

総評

 やはり目についたのはドットの出来とアニメーション演出のこだわり。一方で一枚絵エロ単体でみるとコスパはあまりよくないです。

 ハードさもドット絵のおかげで見た目のグロさはかなりマイルドになっているので、ドット絵好き+ハード描写は苦手という人におすすめです。

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