作品の概要

タイトル:ケガレボシノカケラタチ
作者・メーカー:Vパン’sエクスタシー
発売日:2024年1月26日
エロシーン:陵辱/羞恥/寝取られ/レズ
ヒロインタイプ:アイドル・芸能人/女子学生
衣装:制服/水着/スポーツウェア/体操服

収録内容

’あれから…全てが変わった―’
「どう?私とありさちゃんが見てた景色…」
「聞いた通りの場所ね…下品でギラギラしてて…でも…興奮するかも」大運動会終了後の出来事に思いを馳せつつ、心春とともに黒塚との密事に耽る依吹。
『松浪さんが残してくれた’アイドルとしての浅葉依吹’が思い出せなくなっていく』
過去8作品にケガレボシシリーズ描き下ろしエピソードを加えた、左藤空気5年間の集大成を是非ご堪能下さい。
▼収録作品
・ネトカノ
・ネトカノ アフターパーティー
・ネトシス〜春野香澄〜
・ネトシス アフターシンドローム
・ケガレボシ・青
・ケガレボシ・赤
・ケガレボシ・紫ー序ー
・ケガレボシ・黒
・描き下ろしエピソード「ケガレボシノカケタラチ」
堕ちきった後の姿までしっかり描くのが特徴


3作品に共通しているのは堕ちきったあとの作品まで収録されていること。寝取られもので堕ちきったあとのエロが収録されているのはよくあることですが、本作は堕ちきったあとで1本作品を作っています。
そのため本来の彼女たちなら着ないような露出まみれのSM衣装を着こみ、無様なアヘ顔を晒しながら愛液をまき散らし犯される姿は、見ていて痛々しいものがあります。
ケガレボシについて【★★★★★】





トップアイドルを目指すStellaResta(ステラリスタ)の依吹と心春はワンマンライブを控えていたところに熱愛ネタのタレコミが持ち込まれる。見せつけられた依吹は抗議するが飲んでいたドリンクに薬が仕込まれており、目覚めるとホテルでプロデューサーに犯される手前だった。
最悪なことに熱愛ネタは写真まであり表ざたになれば夢のライブは台無しに。逆らえなくなった依吹はプロデューサーの毒牙にかかってしまうというお話
ストーリーについて
裏切りがテーマのお話。とにかくきつい

本作はとにかく裏切りの連鎖です。最初の裏切りは好きだったプロデューサーとともに夢を目指す相方の熱愛という裏切り。さらに週刊誌、音楽プロデューサーという汚い大人たちによる裏切り。悲しいのが、この時点ですでに手遅れだったいうこと。それがわかるのが2作目になります。


2作目では、発端となった出来事が何だったのか。なぜアイドルに憧れた心春は男の肉棒にしゃぶりつくような女に堕ちてしまったのか。そこでは彼女を狙った悪意に堕とされ、それでも必死に耐えていた彼女が最後に憧れを汚され、憧れの真の姿を知ったことで憧れに裏切られ完全に心が堕ちてしまう悲痛な姿が描かれています。
そして3作目では逃げ道を失った依吹のもとに後輩が入るが、彼女もまたプロデューサーの毒牙にかかり、卑猥な裏番組に出場させられます。そこでは恥辱と屈辱の見世物ショーが行われますが、せめて後輩は守ろうと依吹は率先して後輩をかばいボロボロに。
それでもぎりぎりのメンタルで耐え抜いていた彼女ですが、最後の最後に全てが無意味だったという犠牲をへし折られる裏切りに遭い、ついに崩壊。男の手に堕ちてしまいます。

最終章では彼女らをプロデュースした青年にフォーカスが当てられ、自分が希望を持ってプロデュースした少女たちが全て牝に堕とされ、そんな彼女たちに奉仕されるという裏切りを見せられ、自分たちがこんな世界に彼女らを引き込んでせいで・・・と彼もまた崩壊。しかし彼が選択した道は・・・となり、最後の最後で最初の裏切りに遭いすべてに絶望した男が描かれ幕を閉じます。
そして描き下ろしエピソードでは、依吹の行動は本当に無駄だったことが語られてしまいます。彼女が前世で何をしたんだ・・・・
登場人物全てが何かに裏切られ心が折れてしまい全てを失っていく、そんな誰も救われないストーリーでした。
エロシーンについて
依吹の痛々しさ、健気さがエロく悲しくなる

一番多いのは依吹のエロシーン。夢を守ろうとして我が身を犠牲に、必死になって耐える彼女ですが、読者はそれがすでに手遅れが意味がないことを見せられています。
そのため彼女がどれだけ屈辱的なことをされても必死に耐え、ボロボロになっても希望にすがる姿を見せられる健気さ。そしてどう考えても絶望に折れる結末しか待っていないのがわかる、ヒロインの無力感が楽しめます。

特にケガレボシ・紫ではカメラの前で後輩を守るためすけすけ体操服を着せられ、後輩の分の男も同時に性奉仕し、媚薬塗れのローションに全身を包み、絶頂で何回も潮吹きを晒しながら何度も犯されても耐えるシーンは非常にエロい。ここの堕ちそうで墜ちない強さと気丈さがいいんです。
エロ属性としてはレイプ・羞恥・レズレイプもの

依吹は制服と競泳水着での連続レイプ。その後エロ体操服を着せられ羞恥・強制奉仕・調教レイプです。彼女は全く染まっていないところからスタートするため、彼女のエロシーンが一番多いです。美人で才能に溢れ、それでいてそこに溺れず、我が身を犠牲にしても誰かを守れ、周りに気も遣える優しい子が堕ちていく姿が魅力です。

心春はより純真だった分ダメージへの耐性が低く、依吹に比べると堕ちるのが早いです。強制奉仕にSM服を着せられ拘束レイプ。さらに男たちの手先となったアイドルによる嗜虐的なレズレイプとなっています。
肉体面の堕ちはかなり早く、壊れるか壊れないかのぎりぎりを耐える状況が一番長いので、そこをぎりぎり耐えるシチュが好きならおすすめです。
ネトカノについて



差出人不明のDVDには、部活動で所属する陸上部の顧問に犯●れている恋人・瑞希の姿が…
むちむちユニフォームに包まれたボディを弄られて、喘ぐ彼女の痴態を是非ご堪能下さい!
幼馴染に告白し恋人になったが、ある時謎のDVDが届く。そこには陸上部顧問に犯され汚される彼女の姿が映っていた。さらにDVDには続きがあり・・・というお話。
ストーリーについて
王道の寝取られものだが・・・

話の展開としては、顧問に犯され、その後も犯されたことをネタに何度も呼び出され、どんどん快楽を教え込まれ堕ちていく寝取られもの。ただストーリー展開が結構駆け足気味で、犯されている過程で彼氏の存在があまり出てきません。パイズリ奉仕させられているときに彼氏に仕込まれたと馬鹿にされるときくらいです。
なので寝取られ感が全体的に弱い。最後も墜ちきった姿で現れるというものなので、そこで「こんな刺激がないなんて、やっぱりあの人の方がいいわ」と雄としての差を見せられる展開がありません。

その後のアフターパーティでは完全に顧問の牝になり、彼との久々のセックスも手コキで終わってつまらなかったと語るシーンがありますが、それも一瞬なので寝取られとしてはやっぱり弱いです。
エロシーンについて
シチュは多いが広く浅い印象になってしまった

シチュエーションは陸上着×フェラ・パイズリ・精飲奉仕。露天風呂でいつだれが来るかわからない状況での青姦。海で競泳水着を着せられ野外セックス。そして堕ちたあとの無様セックスといった羞恥系がメイン。ただページ数がそこまで多くないうえ、後半は堕ちたあとのセックスに割かれているため、ひとつひとつのボリュームは少なめです。
寝取られとしても弱いので、全体として中途半端な印象が残りました。
ネトシスについて



憧れの香澄お姉さんに思い切って告白!さらに、親の海外赴任で一つ同じ屋根の下に…
そんなラッキーな綾斗少年は、香澄お姉さんに’そっくり’女性のエッチな動画を発見☆
そんな動画の中の’そっくり’な女性はあられもない姿を露わに、感じていきます!
憧れの人と’そっくり’な人が動画の中でどんどん淫らになっていく姿に大興奮の作品♪人気シリーズ「ネトカノ」「ネトカノ アフターパーティー」に続く、新ストーリーのスタートです!
大好きだった年上の香澄お姉さんに告白すると、まさかの両想いではれてカップルに。しかし少年はネットで香澄お姉さんにそっくりのエロ動画を見つけてしまう。本人にぶつけられない欲望をぶちまけるが、その動画の内容は日に日に過激になっていき・・・というお話
ストーリーについて
寝取られものと思いきや、思ってもいなかった方向に・・・


動画には脅迫されるそっくりな女性。そしてどんどん過激な内容になっていくとともに、現実の彼女もどんどん様子がおかしくなっていき、どうしていいかわからず女性で抜いてしまう日々の中、ついに取り返しのつかない状況にまでいってしまいます。
ここまで見ればよくある寝取られものなんですが、ラストにかけて想像しない方向に向かいます。ただこれは「まさかそんな展開が!?」ではなく「・・・なんでそんな展開になるの?」という戸惑いです。

すでにアフターストーリーも販売されていた表紙にネタバレされているのでその展開にも触れますが、まさかの少年が男の娘になり客たちに抱かれます。本当に突然男の娘にされてます。一応寝取った男たちが金銭的支援をする代わりに客の相手をさせられるんですが、それ以外の展開もあまりにも突然すぎてついていけないです。
そしてアフターストーリーではさらにとんでもないストーリーになっていきます。まだまだ世界は広いですね・・・
最後までヒロインの心情が一切描かれないのはおもしろかった

寝取られは大抵彼側と彼女側が交互に描かれる展開で、それぞれの心情を描きながら彼女を心配する彼と、彼への想いが染められていくヒロインのすれ違いを楽しむエロが多いです。
しかし本作は最初から最後までヒロインの心情を一切描かず、ヒロインの痴態は彼を通じてのみ見せられます。そのため彼女が本当に堕ちているのか、まだ彼のことを想っているのかがわからず、それが最後の最後のどんでん返しに繋がります。ここはおもしろかったです
エロシーンについて
男の娘の陵辱が一番印象に残ってしまった

ヒロインのエロシーンなんですが、ストーリーでも語った通り一貫して彼側の視点で描かれているため、ビジュアル以上の情報がヒロインから得られず、それも映像を見るという形で断片的にしか語られないため、エロシーンとしての実用性は低いです。
その代わりアフターパーティ―では男の娘にされた彼のエロシーンが充実しており、アナル調教からのアナルレイプ。さらに寝取られた彼女によるフェラ奉仕されながらアナルを犯され続けると、めちゃくちゃボリュームがあります。
総評

正直評価はケガレボシだけで★5です。あとケガレボシをまとめて買うのとこの総集編を買う場合、セール中であればケガレボシをまとめて買ったが安いのですが、通常時であればネトカノ・ネトシスも入ってこちらのほうが安いです。
ケガレボシはストーリーが一貫して裏切りというテーマで絶望を描き続けること。エロシーンも羞恥がなかなかの見せしめマニアックショーだったので、マニアックも高めにしています。
ネトカノとネトシスはケガレボシに比べると属性としては弱かったです。ネトシスは男の娘ものとしてはかなり充実しているのですが、別に自分男の娘求めてなかった・・・
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